概要

 

Po.et(ポーエット)はデジタルコンテンツの「存在証明」を行うことを目指しているプロジェクトです。いつ誰がそのコンテンツを作成したのか、また変更を加えたのかを一目で分かるようにしようということです。言い換えるとデジタルコンテンツにメタデータ(所有権、タイムスタンプ、履歴)を提供することを目的としています。

 

まずホワイトペーパーから読み取れるPo.etプロジェクトの現状に対する問題意識は下の三つです。

 

①所有権ー誰がコンテンツの所有権を保有しているのか?

②利用可能性ーライセンスの譲渡をどうするか?コンテンツの再利用を行うには?

③履歴ーそのコンテンツは誰が制作したのか?どういった所有者を経て来たのか?

 

今まではこういったことを個人的に証明するのは意外と難しかったんですよね。しっかりと管理しようとすると多額の手数料を支払って中央管理者、つまり出版社であったり、音楽レーベル、Amazonなんかのプラットフォーマ―にお願いしなければならなかったわけです。そうそう悪名高きJASRACの存在も忘れてはいけませんね。また後述しますが本のデータをISBNに登録するために申請料を払う必要があったわけです。

 

これらを解決するために、Po.et(ポーエット)はメタデータをコンテンツに付与します。メタデータとは所有権であり、所有権がどのように移ってきたかの履歴であり、いつそれが制作されたかというタイムスタンプのことです。また変更が加えられたリしたら、それが誰によってどのような変更が行われたのかも分かるようになります。そしてこれらのデータがブロックチェーンという分散型のシステムに乗せられるというわけです。

 

基礎データ

 

通貨名(通貨単位):Po.et(POE)
最大供給量:3,141,592,653 POE
現在の供給量(記事作成時):2,136,283,004 POE
システム(アルゴリズム):Proof of Existence
公開日:2017年7月17日
公式サイト:https://po.et/
ソースコード:https://github.com/poetapp
Blockchain Explorer(取引詳細):https://etherscan.io/token/0x0e0989b1f9b8a38983c2ba8053269ca62ec9b195
ホワイトペーパー:https://po.et/whitepaper.pdf
Bitcointalk(フォーラム):https://bitcointalk.org/index.php?topic=2027214.0
CoinMarketCap(チャート):https://coinmarketcap.com/currencies/poet/

CoinDatabaseより

 

Po.et(ポーエット)の予定ーロードマップ

 

ステージ1:ロゼッタ(The Rosetta Era)ー今ここ

 

まずは出版社に著作権の管理用としてPo.etを使ってもらうことを目指しています。従来は著作権の管理に多額のコストがかかっていたので、この部分のコスト削減をターゲットにしているわけです。ちなみにネットメディアのBitcoin Magazineが既にパートナーとなっています。

 

他のユースケース

 

①学術論文にタイムスタンプを付与する

②所有権の法的な証明

③コンテンツのメタデータの可視性を提供

まあ、この段階ではジャブ的な感じですね。

 

ステージ2:グーテンベルグ(The Gutenberg Era)

 

出版社、編集者、クリエイターによる分散型のネットワークを形成します。つまりネットワーク上でコンテンツの売買ができるようになり、クリエイターは収益機会を増大させることができるようになります。従ってライセンスの所有権の移動にかかるマイクロペイメントの実装が行わ、そこで新しいマーケットが建ちます。またこの段階ではコンテンツに対してISBNの代替となる機能を無料で提供します。

ISBN(アイエスビーエヌ、International Standard Book Number)は、世界共通で図書(書籍)を特定するための番号である。日本語に訳すと国際標準図書番号となる。

ISBNは本の裏側についているバーコードとナンバーのことで、おそらく誰もが見覚えがあると思います。てか知らなかったんですが、ISBNは申請する時に登録料が必要なんですね。しかも独占規格となっているので競争原理も働いていません。更新も三年ごとに行わなくてはなりませんので、多くの書籍を抱える出版社にとっては決して軽くない負担と言えま。個人的にはこういうふぁっきんな独占業界のディスラプトを目指すというのはワクワクしますね。

 

http://www.isbn-center.jp/contact/02.html#a1-10

 

ステージ3:アレクサンドリア(The Alexandria Era)

 

ホワイトペーパーにはごちゃごちゃ書いていましたが、要するにグーテンベルグをもっと発展させてPo.etシステムを使いやすく、より洗練されたものにするってことみたいです。またブランドライセンシングも始めるとされています。

 

Po.et(ポーエット)トークンについて

追加発行はなくトークンは全て発行済みです。下の配分を見る限り開発者の取り分は8%なので比較的フェア?なプロジェクトと言えるかもしれません。

トークンはネットワーク上での支払いに使用される他、コンテンツの登録料としても必要となります。またトークン所有者にはPo.etが挙げた収益の一部が還元されるようになっており、その意味では配当型トークンの一種と言えます。

僕のポエム

 

調べといて何なんですが、存在証明系のトークンってわりと食傷気味でたくさんあるわりには、本当にそれって必要?と疑問を抱きたくなるんですよね。実際、コンテンツにメタデータを提供する(所有権、タイムスタンプ、履歴)って言われても、それをどうやって活用するのか、どのようなメリットがあるのか想像するのは意外と難しい気がします。とは言え、このブログはブロックチェーンの未来を超楽観的に想像するポエムを綴ることを目的としていますので、ここでもPo.etがもたらす明るい未来を想像したいと思います。

 

分散型のシステムであるということは中央管理者を必要とせず、クリエイターとコンテンツ消費者をダイレクトで結びつけるということを意味します。言い換えれば少額の手数料(Po.etのシステム利用料)を支払ってPo.etのネットワークにコンテンツを載せることで、クリエイターは消費者にコンテンツを提供できるようになります。FactomやTierionもデータにメタデータを提供するという点では非常に似たコンセプトだと思いますが、Po.et(ポーエット)は初めからデジタルコンテンツに狙いを絞っている点が大きな特徴だと言えます。こういう分かりやすいコンセプトはマーケティング上で非常に重要ですからね。

 

現時点においてはまだまだマイナーなトークンですが、今後の進み方次第では大化けする可能性もあるのではないかと思っています。

カテゴリー: 未分類

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。