ALISの概要

ALISは分散型のソーシャルメディアのローンチを目指すICOプロジェクトです。要するに中央管理者のいないFacebookやTwitter、あるいは食べログとかRettyみたいなもんを作ることを目的としたプロジェクトですね。従来のソーシャルメディアと大きく異なるのは価値のある記事を書いた人やその記事をいち早く見つけて評価した人にALISトークンが配布される仕組みとなっていることです。

ALIS発展のロードマップ

①ニッチな領域におけるマーケットシェアの確立(仮想通貨やアニメ、マンガなど)

→コミュニティは(内輪感)から広まることから、成長初期段階の戦略として採用。

②口コミサイトをディスラプト

→飲食や旅行、ダイエット、進学、結婚、住宅購入をターゲットとして発展拡大

③良質な記事を作成する人、また信頼が集まる人をデータとして可視化し仕事の受発注を行えるようにする。

→最終的な到達点はクラウドワーキングのようなものか?

ALISのユーザーインターフェイス(イメージ図)

イイねの数とトークン払い出し量が可視化される予定です。

STEEMとの違い

STEEMは海外で既にローンチされている分散型のソーシャルメディアでALISのモデルケースとも呼べる存在です。ホワイトペーパーにもある通りALISはこのSTEEMをリスペクトしており、ありとあらゆる面で参考にしています。

ではALISとSTEEMの違いは何なのかというと

①シンプルさ

②日本語対応

です。STEEMはトークンがSTEEM、Steemドル(SBD)、STEEM Power(VESTS)と三種類あるのに対しALISは一種類しかありません。まあ考えてみれば三種類もトークンがあるって何がなんだかよく分かりませんね。特に新規訪問ユーザーがシステムになじむのには時間がかかりそうです。

またSTEEMは海外で先行しているサービスのため日本語対応もされていません。確かにこれはソーシャルメディアとして日本国内で発展していくには致命的で日本語を中心としたサービスが必要になるという主張もうなずけます。

※9月11日追記:STEEMは現在日本語対応サイトを準備中とのことです。

トークンの配布方法

ーICO時点で5億枚のトークンを発行、うち2.5億枚を上限に配布

ー残りの2.5億枚はコアメンバーやステークホルダーが所有

(ただしこちらの2.5億枚はスマートコントラクトにより向こう三年は売ることができないシステムにする予定)

ートークンのインフレ率は50%でALIS Walletに入っているトークンに対して適用される。インフレで増えたトークンは、良質な記事を書いた人や良質な記事を発掘、評価した人に配布される。初年度は記事の作成者に90%、評価者に10%の比率で配布される。

ーまたALISトークンの保有量が多い人ほど配布量を多く受け取れる。これはトークンを多く保有している人ほどコミュニティを発展させその価値を高めるインセンティブを持つという前提に立っている。

不正をどうやって防ぐのか

①ユーザーが複数アカウントを作成し、自分の記事を自演的に評価

→ダミーアカウント作成防止のために、SMSによる本人認証、もしくはFacebookアカウント連携とする

②特定ユーザー間での相互評価

→短時間の連続した記事の評価は無効とする。

→Bad評価の割合が高い記事を監視する(ちょっと中央集権的かな?)

僕のポエム

ALISは現在のソーシャルメディアの問題点としてステマや広告、あるいは低品質のまとめ記事をやり玉に挙げていますが、ぶっちゃけそれらを本気で「うざい」と思っている人ってどれくらいいるんでしょうかね。もちろんうざいはうざいんですが、正直既存のソーシャルメディアの利便性を考えれば「別に…」って言っちゃう人がわりと多いような気もします。低品質記事もそれなりのリテラシーがある人が見れば避けられますし、そもそも書いてある情報を鵜呑みにするようなリテラシーのない人はALISのようなサービスがあってもなくても関係ないと思います。

しかしながら価値のある記事を書く人が金銭的に報われ、またそれらをいち早く評価した人にも報酬があるという仕組みは中々夢のあるものだと思います。また少し形を変えるとオンラインサロンを代替する可能性も見えてきます。現在のオンラインサロンは参加者の貢献度がサロンの発展に不可欠であるにも関わらず、その貢献に報いるための報酬制度が存在しません。記事を評価する人も含め、コミュニティになんらかの貢献をした人が金銭的に報われる仕組みは今後トークンエコノミーが本当に広まるかどうかの試金石になると考えています。

一方で記事を作成せず、評価もせずといった純粋な投資家的視点で見るならばWalletにあるトークンに対して50%のインフレを許容しているという点は気になるところです。投資をするならば自分もコンテンツ作成者として参加した方がトークンの配布も受けれるし、またコミュニティの貢献度がそのままトークンの価値に還元されるのでやりがいも感じられると思います。

システム的に気になるのは記事を評価する仕組みです。トークンを多く持っている人が書いた記事ほど評価されるというのは後発の参加者にとっては辛いものがあります。ALISの発展に伴い評価方法も変わっていくのだとは思いますが、それでも良質な記事を適切に評価するのは難しいと感じます。また不正防止のためにBad評価の割合が高い記事を監視するというのも、少々中央集権的にならざるを得ないのかなと思ったりもします。

さていろいろ書きましたが、個人的にはとても楽しみなプロジェクトであることは間違いありません。だってサラリーマンがいくら頑張ったところで給料は増えませんが、こうしたトークン型のコミュニティでは自らの貢献が質と量、二つの側面から報われる仕組みとなっていますからね。自分が良い記事を書けばトークンをもらえるし、良い記事を書いて参加者が増えればトークン自体の価値も増えます。これぞまさしく貢献主義と呼べるものでしょう。ブロックチェーンが通貨の枠組みを超えて、社会のシステムを変えるその第一歩としてALISがその足跡を刻むことを期待しています。

 

ICOは参加しないけどね。

 

関連情報

ALIS Website:https://alismedia.jp/ja/index.html

ホワイトペーパー:https://alisproject.github.io/whitepaper/whitepaper_v1.01_ja.pdf

SLACK:https://alis-media.slack.com

Twittter:https://twitter.com/ALIS_media

ロードマップ:https://trello.com/b/XH5jh4DT/alis-public-roadmap

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